※18禁です。しかもオリキャラ、陵辱です。あといくつかパロあり。一切自己責任でお願いします。
あと船のモデルはhttp://www.toppy.jp/です。かっこえ〜。


      鎖SS ━僕のおもちゃはよく壊れます。━

                                    FROM あるふぉーと芝村

 自室 11:52 桐子視点
「なに?その・・・フロッグって。」
私の彼氏、森 浩二(もり こうじ)がいきなりフロッグに乗ろうって誘ってきた。
浩二が言うには彼の伯父さんが船の船長らしい。その船の名前がフロッグだという。
なら最初に船って言ってよ、カエル(フロッグ)なんて乗ったらペチャンコだわ。
そのフロッグが試験航海で遠洋のほうに行くらしい。
試験航海にはどうやら私、新山 桐子(にいやま きりこ)と浩二が乗船してもいいらしいが、なぜ私なんかが?
「でもなんで何の関係もない私まで?」
「なんかさぁ、その航海には職場の人5人ぐらいしか乗らないし、お前にも会ってみたいらしくて強引に上に許可をもらったらしいぜ?」
「ふーん。まあ私も海には行ってみたいし。別にいいよ?」
「いよっしゃあああ!明日が楽しみだぜー!」
「いちいち大げさな。で明日に何かあるの?」
「何って試験航海に決まってるじゃないか」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
一瞬脳がフリーズする。いくらなんでも急すぎる。明日からは三連休だから時間はいいけど、現在時刻はもうすぐ0時。
これから荷造りしなければならないとは・・・。夜更かしはお肌の大敵なのにこいつは・・・!
「とりあえず浩二・・・」
「なんだいハニー?」


   「あんたアホでしょ!っていうか馬鹿でしょ!なに考えてんのよ今から荷造りする方の身にもなってみなさいよ早漏!!
    いっつもいっつもやることなすこといきなりすぎなのよアンポンタン!あとハニーなんて言うな気色悪いのよハゲ!
    あんたには女心をわかろうとする姿勢がないわ!前から言ってるけど

                              省略

    はぁ・・・はぁ・・・。と、とにかく分かったわね・・・?・・・・・・・・・聞いてるの浩二?」

ツーツーツー。
「あいつ、切りやがったなぁああああああ!!!?」




 当日 9:10
「ホントスミマセン カンベンシテクダサイ キリコサマ」
とりあえず殴ったわ。それもグーで。何回も。全力で。
「でもそうやってすぐに熱くなるのはどうかと思うぜ?」
こいつもう立ち直った。もう一回たこ殴りにしてやろうかしら。
「今度私の気分を害したら海に突き落とすから。」
「悪かったよー機嫌直せって。それに今回の船旅はきっと忘れられないものになると思うぜ?」
妙に含みを持たせた言い方だ。何かイベントでもあるのかしら。
「なんかイベントでも企画してるの?」
「イベントじゃないけど・・・。ほら、俺たちってもう半年以上付き合ってるのに・・・その・・・・・・まだしたことないじゃん・・・」
多分今の私たちの顔は桃みたいになっていることだろう。何を隠そう、私たちは付き合って10ヶ月なのにまだ処女・童貞なのだ。
「あ、えっと・・・まあ確かに・・・思い出には残るわね・・・・・・。」
「今頃だけどさ・・・その、嫌なら無理しなくても「バカ!!そんなわけないじゃない!」
「嫌なら・・・・・・10ヶ月も付き合わないわよ・・・バカ」
あぁ恥ずかしい。いっそのこと死んでしまいたいくらいだ。

「若いねー青春だねー羨ましいねー。」
「「うわあああああああああああああああああ!」」
なんだこの頭の寂しいおっさんは!いつのまに私たちのそばに!
「な、な、なんなのよあんたは!出歯亀!?」
「あー・・・桐子?実は」
「うっさいわね今忙しいのよ後にしてちょうだい!」
「その人、俺の伯父さんなんだ・・・・・・。」
「おうとも。」
このエロガッパが?確かにビッチリと制服を着ているし何より名札に
      「森 一彦」
浩二と一緒の名字だ。おそらく浩二の言ってることは本当のことだろう。
「私が森 一彦(もり かずひこ)だ。きみが新山さんだね。浩二が言ってたとおりなかなか可愛い子じゃないか。」
「ちょちょちょっと伯父さん!」
あの浩二がそんなことを。悪い気はしない。正直嬉しい。
「えーっと、新山桐子です。今日はありがとうございます。」
とりあえず機嫌もいいし社交辞令用の笑みを浮かべておいた。手を出されたので握手もした。汗でヌルヌルしてて気持ち悪かった。後で浩二で拭いておかないと。




 フロッグ客室 9:29
流石は新品といったところか、内装は白を基調としていて小奇麗な感じだ。外観の特徴といえば船底のでっぱりだろう。水中翼というらしい。
しかし船の横側に「FROG」と書いてるのはいかがなものか。正直ダサいです。
その後は適当に船の中を一周ほど案内してもらい、あとは客室に通された。
「ふぅ・・・。さってと、質問に答えてくれる浩二くん?」
「OK、なんだいハニー?」
ドゴ!
「ハニーって言うなって言ってるでしょこのド低脳。」
「いつもはこの80倍は怒るのに今日は静かなもんだね?」
「復活するの早いのよ。・・・・・・疲れてるだけよこの状況に。」
通された客室は一等客室で広くて落ち着いたいい部屋だった。
それはいいの。不満なんてないわ。問題は・・・
目の前にあるのは紛れもない  ダ  ブ  ル  ベ  ッ  ド
「あんたの伯父さんは何考えてんの?浩二と一緒の部屋だし、あからさま過ぎるわ。」
「まあまあいいじゃん。今晩は気兼ねなく桐子とお話できちゃうぜ。」
「あんたはヤりたいだけでしょう。」
「いやだって、・・・俺の彼女ってすげえ可愛いからさ・・・。すぐにエロいこと考えちゃうんだ。」
「ふえ・・・?あ、あー・・・えっと・・・。」
そのままお互い下を向いて沈黙してしまう。しかし昨日からこいつにはいいように言い負かされてる気がする。あぁなんでこんな恥ずかしがらないといけないのよ!
そう考えると持ち前の気の強さがほとんど勝手に私の口を動かす。
「ば、ば・・・」
「? ばばあ?」
「馬っっっっっっっっ鹿じゃないの!!?今日のあんたは小っ恥ずかしいこと言いすぎよ!」
「そ、そうかな。」
「そうよ!・・・あーホント疲れたわ。ごめんちょこっと寝てもいい?」
「あ、ああ。全然構わないよ。俺はしばらく伯父さんと話したりしてるから。」
そういって浩二は部屋から出て行った。
今晩が・・・おそらく私たちの初夜となるだろう。だとしたらする前に寝ちゃったら目も当てられないわ。早起きしたせいもあるし、ここは仮眠を取るべきね。
そして私はベッドにダイブして、すぐに意識は沈んでいった。



 フロッグ客室 14:55
「ん・・・・・・ふあ〜あ・・・」
仮眠終了。まだ少し眠いけど顔を洗えば平気だろう。そうして腕時計で時刻を確認したところ、
「もう3時とか・・・。寝すぎだよ。」

浩二はベッドの脇の椅子に座ってテレビを見ていた。でも少し音量が大きい気がする。
「おはよう。よく寝たな。お前の昼飯は俺が責任を取って処分しておいたぜ。」
「・・・・・・まあ今回は私が悪いから勘弁するわ。でも寝てる人の横でランボーなんかを大音量で見るのはどうかと思うの。」
「詳しいな貴様。」
「誰よあんた。」
「ジョン・ランボー。ベトナム帰りの元グリーンベレー隊員だ。」
「下手な芝居ね。三流以下だわ。」
「でも吹き替え版と声が似てただろ?だろ?そうだといってくれよ。」
「うるさい大根役者。それより甲板にでも出ない?外の空気が吸いたいわ。」
「畜生、涙がしょっぱいぜ・・・。んじゃ、行こうか。」





 フロッグ甲板 15:07
「うわあ・・・・・・!」
「うわすっげぇ!」
まさに絶景だった。あたりには何にもない。少なくとも見える範囲では自分たちしか存在しない。
「すげぇ・・・。地球が丸いのがわかるよ。」
浩二の言うとおり、地平線は微妙にカーブを付けていた。
「なぁ・・・。桐子。」
気づいたら浩二がじっとこっちを見ている。分かってる。やることは一つだ。
私は少し上を向いて目を閉じる。そしてすぐに、唇に少し湿った、柔らかい感触を感じた。
「ん・・・ぁん・・・。」
キスは初めてではない。今までにも何回かしてきた。しかし今日は一味違う。お互い今晩のことに思いを馳せながらしているのだ。
「ちゅ・・・ぷはぁ・・・。」
やっと解放される私の唇。
「好きだよ、桐子。」
「私もよ・・・。好きぃ・・・。」
憧れていたのかもしれない。素敵な場所で好きな人と抱き合うことを。
なんだかんだ言ってやっぱり私、浩二のこと、好きなんだ。


そのまま二人して肩を寄せ合い、幸せオーラを放出しながらながらあたりを見ていたら
「・・・・・・ん?」
それは実に奇妙な光景だった。
テントだ。オレンジ色のテントが海の上に浮いているのだ。
浩二も既に発見したらしく、
「あれは・・・救難ボートだ!」
広い海の上にオレンジ色のテント型のボートがひとつだけ浮いている。どう考えても非常事態だ。
「俺、伯父さんのところ行ってくる!」




 フロッグ船長室 15:31
救助は成功。天候もよく、波も荒れていなかったことから、素人目で見ても実にスムーズな作業だった。
ボートから出てきたのはたったの一人。右肩にオリーブ色のバックパックひとつだけという軽装備だ。
「いやぁ、危ないところをありがとうございます。助けがこなかったらボートの中で干からびるところでしたよ。」
名前は岸田 洋一(きしだ よういち)さんという。背はかなり高く、そのせいか細身に見える。中でも目を引くのが、目だ。
日本人らしい普通の黒い目なのだが、何か違和感がある。例えるなら・・・・・・獣?
・・・・・・何を考えているんだ私は。初対面の人にこんなこと考えるのは失礼なことじゃないか。私はまだ寝足りないのだろうか。
「おい浩二。お前は新山さんを連れて部屋に戻っていろ。私は岸田さんと今後のことを話さなきゃならん。」
伯父さんが私たちを促す。
「ああ。わかったよ伯父さん。」
「行こう浩二。」

「あ、忘れてた。なぁ伯父さーん。晩飯って何時くらいから?」
「そんじゃぁ6時くらいにでも始めようか。ま、6時前になったら誰か呼びに行かせるから好きにしてろ。」

「これからどうするの?」
「実はランボーのほかにも映画があったんだ。それでも見て時間つぶそうぜ。」




 フロッグ客室 18:18
やっぱりこの船は変だった。置いてある映画のタイトルが偏っているのだ。何が悲しくて若いカップルが「ブラックホーク・ダウン」なんて見ないといけないのだ。
ほかのジャンルといえば恋愛映画が申し訳程度に少々。しかも全部一度見たことのあるタイトルだ。これではおもしろくない。
「しかし遅いなぁ。もう6時回っちゃってるじゃん。」
「何のこと?」
「いや伯父さんさぁ、6時前には呼びにくるって言ってたじゃん。なのに全然来ないんだよ。」
言われてみれば、もう6時20分になろうかという時間だ。そのとき、
コンコンッ。
「やっと来たみたいだな。開いてますよー。」
入ってきた人物は、
「あれ、岸田さん。どうしたんですか?」
岸田さんだった。まさかこの人が迎えにきてくれたのだろうか。いや、イレギュラーな事態だったとはいえ、客人にそんなことをさせるとは考えにくい。
「浩二君、君の伯父さんがが呼んでるよ。食堂まで来てくれって。」
「?何だろう。まあとにかく行ってくるか。」
「浩二、私も行くわ。」
「いや、食事前だからそんなに時間はかからないと思うし、ここで待っててよ。」
「そう?それじゃあそうしてるわ。」
「それじゃ行こうか浩二君。」
「あ、はい。」
そして浩二は岸田さんと一緒に部屋から出て行った。さて、これから何をして待っていようか。




 フロッグ食堂 18:21 浩二視点
「あれ、誰もいないじゃん。」
食堂に着いたのはいいものの、そこには誰もいなかった。
「岸田さん、ここでいいんですよね?」
とりあえず聞いてみるが、岸田さんは食堂の入り口からこっちを見てるだけだ。すると質問には答えずに、
「なあ浩二君。実は頼みがあるんだけどいいかな。」
「えっと、何でしょうか。」

「あの子、桐子ちゃんっていうんだろう?僕に譲ってくれないか?」

いきなり何を言うんだ。まあ待て、落ち着け俺。ここは冷静に大人の対応で乗り切ろう。これはきっとジョークだ。きっとそうだ。
「アッハハハ。笑えない冗談で「冗談ではないさ。」
こいつは・・・。もう無理だ。怒りで頭に血が上っているのがわかる。
「あのねぇ、桐子は俺の大事な彼女なんだ。いくらなんでもそういうのはひどいんじゃないですか?」
「まあ待て。別にタダではないさ。そうだなぁ、もし桐子ちゃんをくれるなら・・・・・・

                                君の命を助けてやろう。」

なんか・・・・・・、言ってることが飛躍してる。むしろワープしてる。でも、答えなんか決まっている。
「ホント冗談が下手なんですね岸田さんって。大体命ってなんですか。」
「これは実際に見せたほうが早いな。なら厨房に行ってこいよ。」
厨房になにがあるっていうんだ。まあ愚痴ってても埒が明かないし、とりあえず行くか。




 フロッグ厨房 18:23
食堂と厨房は扉をひとつ隔ててつながっている。扉には窓なんてないのでなこの様子はわからない。
「この中さ。まあ入れよ。」
どうでもいいが命令するなよ、ったく。
そして、俺は、扉を開いた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」


理解できない。わけがわからない。頭が大音量で警報を鳴らしている。
「う・・・ぅあ・・・・・・。」
理解したくない。わけなんてわかりたくもない。でも頭のどこか深い部分では既に認識を始めている。


   散らかったいくつもの包丁。撒き散らされた赤い水溜り。鉄さびのようなにおい。

           そして

              人間の

                 目玉。 

そして俺の伯父さんもそこにあった。中の臓器を撒き散らして、冷蔵庫にもたれかかって。
「うげぇええ・・・・・!ごほっごほ!」
もう限界だ。理解した途端、俺は胃の中のものを残らず吐き戻していた。
何なんだよ・・・。何なんだよこれは・・・!
「どいつもこいつも、みんな似たような手で誘ったら見事に釣れたさ。まったく、そろいも揃ってバカだなぁおい?」
「・・・・・・お前が、やったんだな・・・?」
「そう通りだ。」

「てんめええええええええええええええええええええええええ!!!!」
気づいたら、俺は岸田に向かって飛び掛っていた。こいつだけは、生かしちゃおけない!!!
「フンッ。」
岸田の野郎は半身をそらす最低限の動作でかわしやがった。こいつ、間違いなく武道をかじってる。闇雲に突っ込むのはだめか。
「サプラァァァイズ、パーティ―――――!!」
今度は岸田が、奇声を発し突っ込んでくる!いつの間にか、あいつの両手には中華包丁が1本ずつ握られていた。そしてそれを認識するのが限界だった。
 ザグシュッ
「がああああああああああああああああああああああああ!」
俺の両肩に中華包丁が深々と食い込み、追撃とばかりに床に蹴り飛ばされる。
「いてええええええええええええ!!!いてええええええええええええよおおおおおおおおおおおお!」
痛くて痛くて涙が出る。肩がジンジンと熱を放っていて、そして耐え難い苦痛が俺を襲う。
「あああああああああああ!!お前ええええええええええええ!」
動くのは口だけだ。情けないことに腰が抜けて足腰に力が入らない。
「この程度か?こんなもんなのか?たかだか肩を切られただけだろう。さっさと立ち上がって向かってこいよ糞ガキ。」
「ぐうううう・・・!あ・・・ああ・・・・・・!」
まずいマズイ不味い!俺は、こいつを、怖がっている!これじゃあ戦うどころの話じゃない!
頼むから・・・誰でもいいから・・・俺を助けてくれ・・・・・・!!
「そうか。お前もか。この取るに足らない虫けらめ。吠えるだけしか能のない負け犬は、」

  「さっさと死んでしまえ。」

それが俺の聞いた最後の声だった。
俺はそのまま髪の毛を引っ張られ持ち上げられたまま、
     首を、包丁で、


     ザグッ。




 フロッグ食堂 18:25 桐子視点
「がああああああああああああああああああああああああ!」

「っ!」
今のは、浩二の!?
そう認識した途端。私は食堂に駆けていた。
食堂についたのはいいのだが、誰もいない。一体浩二はどこに?
「ぅう!」
そして私は嗅いでしまった。猛烈な、血のような臭いを・・・・・・。この臭いは、・・・・・・あの扉の奥?確かあの中は厨房だったはずだ。
私は恐る恐る扉を開けた。途端、目に飛び込んできた光景は・・・
「ひぃっ!!!!!?」
赤い赤い真っ赤な血と、今はもう動かない船員や浩二の伯父さんたち。
「おや、もう来たのかい?」
いつの間に!?あまりにも衝撃の強い光景のせいで対応が遅れた。
「うう!!」
私は岸田さんにお腹を蹴られ、そのまま意識が消えた。。




 フロッグ客室 18:52
「ん・・・・・・。」
「ようやくお目覚めか。」
どうやら私はあの時に気絶したようだ。
まだ覚えているあの光景。私は吐き気をこらえ、虚勢を張りながら岸田さん・・・、いや、岸田ににたずねた。
「なにすんのよあんたは!!あんたがあの人たちを」
殺したんでしょう、と言おうとして気づいた。
今の私は、素っ裸だった。両手、両足はロープのようなものでくくられていて身動きの取れない、屈辱的な格好をしていた。
「きゃああああああああああ!見ないでええええええええ!」
まだ浩二にすら見せたことのない体を、こんな奴に見られたなんて!!悔しくて恥ずかしくて死んでしまいたい!
まてよ、浩二・・・?そうだ!
「あんた、浩二をどこへやったのよ!!場合によっては殺すわよ!!!」
誇張でもなんでもない。今なら口だけでこいつの首を噛み切って殺す自信がある。
「ああ、浩二君かい?彼ならずっと君の枕の横にいるじゃないか。」
「え?」
あいつの言うとおりに首だけ横向け、

   わたしの   せかいが   とまった

             そこにあったのは

               浩二の

                 血まみれの
                   
                   首
 
「いやああああああああああああああああああああ!浩二いいいいいいいいいいいいいいい!!!」
嘘よ!こんなの嘘よ!!浩二が死ぬなんて嘘よ!!!!!!!!何でなのよ!さっきまであんなに元気だったのに!
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!!!!!!!
・・・・・・許さない!殺す!絶対に殺す!!
「お前がやったんだなあああああああ!!!!よくも浩二を!!!!!!!!」
「落ち着けよ。少なくとも、お前はまだ殺しはしないさ。」
「嘘だ!!!!!!!!どうせ私もすぐに殺すんでしょ!?浩二みたいに!!」
「嘘なもんか。君にはまだ付き合ってもらうぞ。」
「あたしに何をしろっていうのよ!」
「裸の若い女の子が縛られたままで寝てるんだ。だったらやることなんて1つしかないだろう。」
「え・・・・・・。そ、それって」
私みたいな鈍感でもわかる。この男は、これから私を―――

ブチッ!
「あぁう!!」
鋭い痛みが走る。陰毛を抜かれたのだ。
「随分といい声で泣くな。この分ならさぞかし本番も楽しませてくれるだろう。」
「ひいっ・・・!」
いつのまに取り出してたのか、岸田は巨大な陰茎を私のそこにあてがっていた。
「い、いや!いやああああああ!お願いやめて!!私初めてなの!!!痛いの嫌ああああ!!」
「もう遅い。」
岸田は湿ってない処女のソコへ腰を前に突き出した。
「いたぁぁ・・・・・・!!さ、裂けちゃ、あああああああああああ!!!!」
痛くて一瞬視界がホワイトアウトする。生きてきて一度も感じたことのない激痛が私を襲う。
「うあああ!あ、あ、あああ!んんん!い、痛いよぉぉぉぉお!ぬ、抜いてええええ!!」
私の懇願も聞き入られないまま、岸田は激しくピストン運動を繰り返し、そのたびに破瓜の血が撒き散らされる。
「ぅうん・・・!いやぁ・・・、あ!!やだ、止めて!!…きゃうぅん!!」
「ん・・・、そろそろ出すぞ。」
出す?出すって射精のこと?でも、この状態で出されたら・・・!
「ひぅ!いやああ・・・!中はだめ!ああん!やめてぇぇ!ん!はああ!だ、だめ!だめえええええええええええええ!」
「う、うぅ!」
ビュクッ!ビュルルッ!ビュル!
「いやぁぁあぁあああ!!痛い、痛いぃい!!あ…あぅうう、中に、中に何か来るよぉ!!!」
出し尽くしたペニスは、精液と私の処女の証をまとわりつかせながら引き抜かれる。
「う・・・ふぁ・・・あん・・・出てる・・・。私の中に・・・精液が・・・・・・。う、うぁぁぁぁ、ぁぁぁぁぁぁ・・・・・!
涙がひっきりなしに溢れてくる。ほんの少し前までは浩二に捧げるはずだった処女を奪われ、あまつさえ中に出されてしまった・・・。
私の心は、もうボロボロだ・・・。あぁ浩二、助けてよ浩二・・・・・・。

「まだだ。まだ始まったばかりだ。お前には、まだ泣いてもらわないと満足なんてできない。
 泣き叫べ。助けを呼べ。泣いて許しを請え。いない神にお祈りでもしながら喚け!」
「いやぁぁ・・・・・・。もう嫌なの・・・。お願い許して・・・・・・!」
頭のどこかが教えてくれる。こいつは私なんかの頼みなんか聞いてくれない。
誰か、誰でもいい、私を助けてください・・・・・・・・・。




 フロッグ客室 21:02 岸田視点
あれから俺は考えられる限りの手を使って陵辱した。
小娘の目は虚空を見つめ焦点を失ってからだいぶ経つ。さっきからこいつの口から漏れる声はない。
「おしまいか?声も出ないほどに絶望したか?」
返事はない。
「だったらこれまでだ。もうお前の体にも飽きてきたところだし、さっさと死ね。」
俺は両手を女の首にそえて力を込めた。

3分ほど経っただろうか、もう呼吸の音も聞こえず、瞳孔も開ききっている。
なんともあっけない。まったく、ホントにクズばかりの船だった。
「・・・・・・ふん」
俺は部屋をそのままにして甲板に出る。
夜の冷えた空気がうまい。火照った体を冷ましてくれる。

「いつものことだ・・・。船を渡り歩き、嬲り、犯し、そして殺す。
 ・・・ぞくぞくするな。だからこんな生活はやめられない・・・。」
制御室、機関室はともに無傷。救難信号も発信できる。
何も問題ない。次の惨劇へ進むためのチケットは手の中にある。



       ――さぁ、また新しいおもちゃを見つけに行こう。――










あるふぉーと芝村です。
これはLeafの鎖ってゲームの二次創作なんでやったことない人は是非やってみて。
18禁&陵辱さえスルーすれば最高に面白いです。
このSSは4500HIT記念に寄贈させていただきました。おめー。
管理人と作者の都合etc・・・などによったら、また別のSSを投稿するかもしれません、が、
総じて僕の書くキャラの性格は本来の性格とズレがでてくることが確認されています。
何か要望、不満などがありましたら、管理人までどうぞ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。(;_ _)