まーりゃんたかりゃん




「あれ?まーりゃん先輩?」

「おぉ、来たかたかりゃん!暇で仕方なかったぞ!」

と、っと机から床に飛び降りる

「まーりゃん先輩、仕事もせずになんで生徒会室にいるんですか?」

いやー、とかいつものように笑っている。

 

「仕事クビになったってわけじゃないんですよね?」

確かまーりゃん先輩は声優のアルバイトをしているとか聞いたような気がする。

先輩は生徒会室にいることが多いので仕事をしてるのか不安になる

「とーぜんじゃないか!バリバリやっておるぞ?

 昨日もやってきたところだ!」

腰に手を当てえらそうにしながら言ってくる

まーりゃん先輩らしいな

 

「で、他のやつらはどうした?

 ほら、さーりゃんとかさーりゃんとかさーりゃんとか」

「ささら先輩ばっかですね・・・

 今日は見かけてませんが、雄二やこのみなら後で来ると思いますよ?」

「あー、二等兵どもにあまり興味はないのだが・・・」

二等兵って・・・

「ま、さーりゃんがいないならたかりゃんでいっか」

「なんです、その仕方ない〜みたいな言い方は」

先輩は頬を膨らませながらも笑いながら言う。

「だって〜さーりゃんいじりたいんだもん〜

 さ〜りゃん〜どこ行ったのだ〜」

手を振り回しながら暴れている

あ・・・そんなに動くとスカートが・・・

「ま、まーりゃん先輩

 それでささら先輩の代わりに俺に何のようですか?」

先輩はピタと動きを止めこちらをみる

「おー、そうだったそうだった」

ニヤニヤとこっちを見ながら俺の周りをぐるぐると回っている

3週ほど回り俺の正面で止まる

と、俺を指差し告げる

「たかりゃん、一緒に声優のアルバイトやってみんか?」

「・・・は?」

一瞬意味がわからなかった

「だ〜か〜ら〜!私と一緒にキャラに命を吹き込もうぜ!」

指してた手をグッと握り締め力説。

・・・声優?あの声優?

「ちょっ、ちょっと待ってください先輩!

 え〜っと・・・!

 俺はまだ学生ですよ!?それになんでいきなりそんな・・・!」

「あーまぁそう怒鳴るな

 理由はちゃーんとある」

「そ、その理由は?」

先輩は一呼吸置きさも当然のように

「楽しそうだからな!」

と。

 

「・・・」

呆然とする

あぁ・・・先輩はこんな人だってわかってたじゃないか

「そ、そんなこと言ったって学生ですよ!?

 そんな時間のかかりそうなこと出来ませんよ!」

「あぁ、その辺は心配するな

 そこまで台詞の多いキャラを回したりはせんさ」

 

む、むぅ

楽しそうではあるが・・・あれ?

ちょっと待て

先輩って確か・・・

「あー・・・先輩?

 その・・・もし、もしもやるとしてその・・・

 作品名は?」

あー、そうだったそうだった。

そんな顔をしてまーりゃん先輩はくるっと回ってまたこっちを指差す

素晴らしい笑顔で

 

「愛人形博覧会〜陵辱のコンテスト〜 だ!

 

「・・・・・・・・・」

りょ、りょ、りょ

「りょうじょく〜!??」

や、やっぱりだ!

先輩はエロゲーの声優だったんだ!

「せ、先輩!その・・・え、え、えっちなのを学生がするのはどうかと・・・・・・」

顔が真っ赤になり声がどんどん小さくなってしまう

まーりゃん先輩は特に気に留めた風もなく。

「えー!?いいじゃんいいじゃん

 えっちなのいいよー?

 ビバ!エロティーック!」

両手を挙げ高らかに叫ぶ

な・・・なんてことをでかい声で・・・!!

部屋の外に誰かいたらどうする気だ

「せ・・・先輩やっぱりそういうのは・・・」

やはり声が小さくなってしまう

そんな俺の状態を見てやっとわかってくれたのか

先輩は「ふむ」とつぶやくと

「あー、すまんすまん

 いきなり陵辱はきつかったか」

・・・え?

 

「なら純愛系のならどうだー!」

 

・・・

・・・・・・

全然わかってねー・・・

「だ、だから!まーりゃん先輩!

 俺は、え、えっちなの自体がダメだって言ってるんです・・・!」

「え?なんでなのだ?」

・・・え?だってそんなの学生だし、その・・・

「あ、ははーん

 わかったぞたかりゃん!」

―――あ、何か嫌な予感がする

「貴様、経験がないから嫌なんだな?

 そうなんだな?そうなんだろ?」

くぁっ・・・!?

確かに当たってるけどそこが嫌な訳じゃ・・・

いや、確かに少しはそれが理由だけども。

「そか・・・確かにそれはつらいかもしれんなぁ・・・」

お・・・?

流れ的にあまり好ましくないがこの話自体が終われば今はいい!

「そ、そうなんですよ!

 やっぱりこう・・・ねぇ?」

「わかったぁ!私が一肌脱ごう!」

 

え?

ちょっと待て?

もしかしてこの状態でのこの言葉って・・・

 

「たーかーりゃん!」

「ちょっ・・・!?ちょっと待ってください!

 何してんですか先輩っ・・・!!」

先輩は早くもリボンをはずしにかかっていた

どうでもいいけどなんでこの人制服なんだ・・・?

学校卒業してるよな?

「経験がないなら作ればいいじゃないか

 ハッハッハ、私偉いなー」

ちょ、ちょっと

この展開はまずくないか?

だ、誰か助けてくれ・・・

「さぁたかりゃん!どんと来てくれ!」

ま、まじで・・・?

いや、来てくれとか言いながら何故かそっちから近づいて来るんですけど・・・!!

くっ・・・!もう目の前にまーりゃん先輩の顔が・・・

「たかりゃん・・・」

 

も、もうダメだというの「ちぃーす」「こんにちはー」

た、助けきたー!

来たのは雄二とこのみか

これほど二人が役に立ったことはないな、うん

さぁ、早く助け・・・

あれ?二人ともドアから動かないな

「ちぇー、つまらんー

 ま、これもありだとおもうがなー」

楽しそうに笑う声がすぐそこから聞こえる

「た、貴明テメェ・・・」

「うわぁ・・・」

「へ?」

雄二はわなわなと震えている

このみは目が泳いでいる。

まーりゃん先輩はリボンを回して口笛を吹いている。

・・・リボンを回して?

「貴明・・・お前は仲間だと思ってたのに先に行っちまうのか・・・」

雄二は悔しそうに

「えーと・・・お邪魔・・・・・・しました?」

このみは戸惑いながらそんなことを言う

 

あ、そうか

そういえば俺、ま−りゃん先輩に迫られてたんだっけ

そうだよ、だから助けが欲しかったんだよ

でもこれは・・・

でも今ならあの二人をなんとかすれば済むかもしれない

「あ、あの雄二?このみ?これはだな・・・」

「あら?雄二もこのみもドアの前で突っ立ってどうしたのよ?

 中に入らないの?」

あっ

「どうしたのよ、二人ともそんな顔して・・・

 何か見たの?」

カツカツと音が近づく

「あ、はは〜ん

さてはたか坊の告白シーンにでも遭遇しちゃったのね?」

笑いながら 来てはいけない人が 近づいてくる

起爆スイッチを持った爆弾が、こっちへ向かってくる

ここまでのスリルはそうそう味わえるものじゃない。

いや、味わいたくも無い。

何故ならこの後に起こる事は容易に想像出来る。

―――――――自分の血の海に浮かぶ俺の姿

ってたか坊はそんなキャラじゃないか

視線を移すと何故かま−りゃん先輩は今でも俺の近くで俺の近くにいるときにしてはいけないような格好でいる

「もう、邪魔よふたり・・・と・・・・・・も」

ドアの端と端にいた二人の間にこの状態を一番見つかってはいけない人がいる

「た・・・たか坊・・・」

眉がピクピク動いてらっしゃる

あー、やばいなぁ。

「タ・・・タマ姉・・・、これは、その・・・」

やばいな、俺の言葉じゃもうタマ姉には届かない

現にさっきの状態から動いてない

「ま、まーりゃん先輩・・・!

 先輩もなんとか言ってください・・・!!」

「お?私か?

 いや〜、私今から仕事だからなー

 忙しくて忙しくて困るの〜」

ならなんで生徒会室にいるんだよ!

「と、いうわけなのだよたかりゃん

 あとは任せた!」

あっ

と言う間にいつもの窓から飛び出していた

見た限りもう服もちゃんと着てたな

なんて早業。

 

・・・言ってる場合じゃないな

窓から視線をはずしドアに向ける

・・・いや、向けようとして向けられなかった。

何かドアのほうから瘴気が漂ってくる。

なんていうか見ちゃいけない気がした。

 

あぁ、案外短い人生だったな、うん。

俺は雄二ほど頑丈じゃないから・・・な。

グッバイ俺のじんs グシャッ!

 

 

 

まぁあれから1週間

なんとか死なずに済み弁解も済んだ。

みんなもまーりゃん先輩の性格はよく知ってるしな

これでのんびりとした学園生活を満喫でき・・・

「おーい!たかりゃーん!

 あーぶーなーいーぞー!」

そんなことを言いながらも遠慮なしに窓から突っ込んでくる先輩。

でもその体勢、蹴る気満々じゃない?

危ないと言っといてそれですか・・・!?

 

どうやらこれからものんびりとは過ごせないようだ。

でもこんな日々も悪くはないと思う。











あとがき

んー、稚拙もいいとこかな?
なんていうか表現がいまいちっていうかなんていうか・・・
もっと読んでる人が続きが気になるぐらいの
文章を書いてみたいね
・・・いつになるかわからんけどさ

来るといいなぁ